BCPの必要性

皆さま、おはようございます。

4連休も折り返しとなりました。依然として、コロナの感染拡大が続いており、明らかに第2波に突入したと言えます。

現状で最も怖ろしいのは、コロナ×自然災害が重なる事です。

例年、これからの時期は局地的な集中豪雨や、大規模な台風が発生する時期であり、ここ数年間の傾向としては局所的かつ甚大な被害が発生している点にあります。

 

さて、本題です。

前回はBCPとは何か?についてまとめさせて頂きましたが、今回は「なぜBCPが必要なのか?」について、まとめさせて頂きます。

 

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なぜ、災害や大きな事故に備えたBCPが必要なのでしょうか?

 BCPの必要性が増している背景には、平時より取引先や顧客から、様々なニーズが寄せられ、迅速な対応が求められている事や、事業環境の変化のスピードが速くなっている事、多発する自然災害の増加があります。

 災害や大きな事故が発生しても、顧客や取引先からは平時と同様の対応を求められますが、被災時において平時と同じ状況で事業を継続するにはいくつかの課題があります。

 

課題の例

  • 被災により、人員や稼働可能な設備が少なくなり、自社の生産能力が平時の30%程度まで大きく下がる
  • 自社の弱みが顕在化する[資金繰り、人材育成、従業員数]
  • 多くの項目において迅速な意思決定が必要になるが、そもそも経営者が被災している可能性がある。

 

 この様な課題を抱えながらも、以下の3点を短時間で迅速に把握し、災害や大きな事故への対応をしなければ、顧客のニーズを満たす事は出来ません。

  • 何が起きたのか(自社の被害や災害による自社への影響)
  • 何が足りないのか(ヒト、モノ、カネ、情報)
  • 何をいつまでにしなければならないのか

 

 これらを、ヒト、モノ、カネ、情報が足りなくなるという状況下でも、短時間で対応出来る様にするためには、予め何が起きるか想定し、その時行うべき事を計画として定め、実際にその計画が実行できる様に訓練を行う等して備えておく必要があります。

 これがBCPの本質です。

 

 災害や大きな事故に遭っても、何も行動を起こさないという企業は少ないはずです。どの様な企業でも、災害や大きな事故に遭えば、多くの課題がある中でも、スピード感ある対応力が求められます。

 つまり、BCPは被災後の事業継続を図っていく為の経営戦略でもあると言えます。

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このブログは、中小企業の経営者向けに作成しております。

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そうした方の参考になればと思い、作成しております。

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