BCPと経営

皆様、こんにちは。

先日、何気ない会話をきっかけに気になった事があったので、我が家の防災用品の確認をしました。

確認したのは懐中電灯とランタンです。

100円ショップで買った物で、点灯確認はおろか、電池のサイズすら確認していなかったので、まともに使った事がありませんでした。

懐中電灯は単3電池でしたが、ランタンの方は単4電池でした。

単3は防災用品の中にありますが、単4は準備してませんでした。

やはり何事も確認は必要ですね。

 

さて、本題です。

前回は「BCPの必要性」についてまとめさせて頂きました。

今日は次のステップとして、BCPと経営の関連が深い事を説明させて頂きます。

 

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 BCPは災害や大きな事故等が発生した状況において、限られた経営資源の中、どのように短時間で対応するかを予め考え、実際の状況に応じて、柔軟に判断しながら行動が起こせるように訓練して対応能力を高める為の活動です。

 

 これは、日常の経営改善(=経営の効率化)と同意義です。

 

 つまり、企業が置かれている現状を把握し、課題を抽出・整理し、改善策を順序立てて実施し改善するという経営改善の流れは、災害時も同じように求められる事なのです。

 

災害時に限られた時間、限られた条件の中で、BCPを実行可能な状態にしておく事は、日々の経営改善においてもスピードアップする事に繋がると言えます。

 

 しかしながら、BCPを策定しない企業は多いのが実態です。

策定しない理由としては、

  • 人手が足りない
  • BCPのやり方が分からない
  • 経営課題の中で優先度が低い
  • BCPの取組みは利益に直結しない

等々が挙げられます。

 

 デジタルインフラの普及に伴い、情報伝達のスピードは加速度的に進化し、どの様な業種であっても外部環境の変化の速さは増していると言えます。

 

 BCPの本質は、急変する外部環境の変化の中で、自社の事業継続において脅威となる事を即座に特定し、対処する事で環境に適応し事業を継続させ、会社として生き残る事にあります。

 

 この様なBCPの本質を理解すれば、

BCPを強化発展する事は、外部環境の変化への対応力を高める事に繋がり、経営との結びつきが深い

事をご理解頂けると思います。

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このブログは、中小企業の経営者向けに作成しております。

BCPを策定したい」

BCPについて興味があるが良く分からない」

BCPについて詳しく知りたい」

そうした方の参考になればと思い、作成しております。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。 

 

<執筆>

〒503-2201 岐阜県大垣市草道島町84-3

LINKS 代表 中村 傑

TEL:050-5328-6694 MAIL:s-nakamura@links-with.biz

 

<監修>

〒502-0916 岐阜県岐阜市西中島7丁目1番24号

株式会社 MIMAMORU 岡部 秀樹

TEL:058-215-9137  MAIL:mimamoru.ok3836@outlook.com

BCPの必要性

皆さま、おはようございます。

4連休も折り返しとなりました。依然として、コロナの感染拡大が続いており、明らかに第2波に突入したと言えます。

現状で最も怖ろしいのは、コロナ×自然災害が重なる事です。

例年、これからの時期は局地的な集中豪雨や、大規模な台風が発生する時期であり、ここ数年間の傾向としては局所的かつ甚大な被害が発生している点にあります。

 

さて、本題です。

前回はBCPとは何か?についてまとめさせて頂きましたが、今回は「なぜBCPが必要なのか?」について、まとめさせて頂きます。

 

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なぜ、災害や大きな事故に備えたBCPが必要なのでしょうか?

 BCPの必要性が増している背景には、平時より取引先や顧客から、様々なニーズが寄せられ、迅速な対応が求められている事や、事業環境の変化のスピードが速くなっている事、多発する自然災害の増加があります。

 災害や大きな事故が発生しても、顧客や取引先からは平時と同様の対応を求められますが、被災時において平時と同じ状況で事業を継続するにはいくつかの課題があります。

 

課題の例

  • 被災により、人員や稼働可能な設備が少なくなり、自社の生産能力が平時の30%程度まで大きく下がる
  • 自社の弱みが顕在化する[資金繰り、人材育成、従業員数]
  • 多くの項目において迅速な意思決定が必要になるが、そもそも経営者が被災している可能性がある。

 

 この様な課題を抱えながらも、以下の3点を短時間で迅速に把握し、災害や大きな事故への対応をしなければ、顧客のニーズを満たす事は出来ません。

  • 何が起きたのか(自社の被害や災害による自社への影響)
  • 何が足りないのか(ヒト、モノ、カネ、情報)
  • 何をいつまでにしなければならないのか

 

 これらを、ヒト、モノ、カネ、情報が足りなくなるという状況下でも、短時間で対応出来る様にするためには、予め何が起きるか想定し、その時行うべき事を計画として定め、実際にその計画が実行できる様に訓練を行う等して備えておく必要があります。

 これがBCPの本質です。

 

 災害や大きな事故に遭っても、何も行動を起こさないという企業は少ないはずです。どの様な企業でも、災害や大きな事故に遭えば、多くの課題がある中でも、スピード感ある対応力が求められます。

 つまり、BCPは被災後の事業継続を図っていく為の経営戦略でもあると言えます。

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BCPを策定したい」

BCPについて興味があるが良く分からない」

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最後までお読み頂きましてありがとうございます。 

 

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BCPとは

皆さま、こんばんは。。

 

岐阜県大垣市の保険代理店の中村傑です。

 

本日は久しぶりの晴天でしたが、依然として下呂地方では復興が進まず、現地の方々は大変な事になっている様です。

コロナが無ければ、ボランティアが多数集まるのでしょうが、下呂地域在住の方に限定している為、人の出入りが制限されている印象です。

(新聞によれば必要数は足りているとの事でしたが)

 

さてしかしながら、今の状況下で、コロナ×豪雨被害×地震と、災害が複数掛け合わされると、本当に大変な事になっていまいます。大雨により地盤も緩んでいるでしょうから、小さな地震でも土砂崩れは本当に怖いです。

 

今日は、損害保険の代理店として、複数回に渡り「BCP」についてお伝えしていきたいと思います。

 

3月以降コロナにより様々な経済活動が自粛となり、少しずつ回復基調にはあるものの、業種によっては実感に乏しい会社もあります。

 

先行き不透明なこのような時期だからこそ、

「長く生き残れる強い企業となる為に、BCPについて知識を身に着けて頂く」

ために、情報発信をしていこうと考えました。

 

BCPの内容は、複雑でボリュームがある為、これから定期的に配信していくつもりです。

また作成にあたって、私の東京海上の研修生時代の同期の岡部さんにも協力して頂いております。

 

今日は、その第1回目として「BCPとは」何かを説明させて頂きます。

 

BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを予め取り決めておく計画のことです。

 

緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことが出来なければ、特に中小企業は、経営基盤が脆弱なため、廃業に追い込まれるおそれがあります。または、事業を縮小し、従業員を解雇しなければならない状況も考えられます。

 

緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることとなり、企業価値の維持・向上につながるのです。

 

このBCPの特徴は、

①優先して継続・復旧すべき中核事業を特定する、

②緊急時における中核事業の目標復旧時間を定めておく、

③緊急時に提供できるサービスのレベルについて顧客と予め協議しておく、

④事業拠点や生産設備、仕入品調達等の代替策を用意しておく、

⑤全ての従業員と事業継続についてコニュニケーションを図っておく

ことにあります。

 

次回は2週間後に、BCPの必要性についてまとめたいと思います。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

<執筆>

〒503-2201 岐阜県大垣市草道島町84-3

LINKS 代表 中村 傑

TEL:050-5328-6694 MAIL:s-nakamura@links-with.biz

 

<監修>

〒502-0916 岐阜県岐阜市西中島7丁目1番24号

株式会社 MIMAMORU 岡部 秀樹

TEL:058-215-9137  MAIL:mimamoru.ok3836@outlook.com

ものづくり補助金 追加公募②

皆さんこんばんは。

今回の3連休は少し暑かったですが、気持ちの良い晴天に恵まれましたね。

この行楽日和を利用して遠出された方も多かったのではないでしょうか?

 

さて前回に引き続き、ものづくり補助金の追加公募のポイントです。

下の画像は実際に申請する際に、内容を精査する為に使ったシートです。

それぞれの項目は全て公募要項から抜粋したものとなります。

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実際にチェックシートを利用し、再度、前回の公募内容を読み返すと欠けている点を把握する事が出来ました。

また、

言い換えるならこの内容を十分検討出来ていない内容であれば、実現可能性が低く、設備投資をしても何らかの失敗に繋がる可能性が高いと考える事も出来ます。

 

このシートを利用して、再検討したのは下記の点です。

 

・課題と解決方法

・今回の機械がなぜ必要となるのか?(別の機械ではダメな理由、今設備投資しなければならない理由)

・事業化の内容(どういった市場で、どういったターゲット、どんな商品で攻めるか)

 

他にもありますが、特に集中して取り組んだのは、上の3点です。

 

採択結果の公表は今月中との事ですが、今回は良い結果が期待できる様な気がしています。

 

ものづくり補助金 追加公募①

皆さん、こんにちは。

 

タイトル通り、今回追加公募の申請に取り組みました。

春に申請して不採択となった案件のリベンジです。

 

追加公募の申請にあたり、前回の申請書類を徹底的に読み返しましたが、改めて読むと全然ダメダメでした。

 

文章の体裁や資料はキレイにまとまっているものの、それ以上に評価出来る点が無かったと思います。

 

やはり公金が投入される訳ですから、

・設備投資の必要性が明確か

・設備投資を実行した場合、利益面への貢献度合い

・事業計画の実現可能性

・生産工程全体への影響度合い

 

最低限この辺りが明確、簡潔になっていなければならないと思います。

 

前回の申請では、締切の1週間前に機械が決まり、上記の観点で掘り下げて考える余裕がなく、体裁を整えての提出となってしまいました。

 

次回のブログでは、実際に考えをまとめる為に作成したチェックシートをご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

ブログ再開のお知らせ

皆様お久しぶりです。

 

ものづくり補助金の2次公募の申請が終わりました。

 

今回の申請期間はお盆休みもあった為、実質的にかなり短く、お客様の繁忙期とも重複していた為、中々にハードな申請となりました。

 

春の公募では不採択となった事案のリベンジという事もあり、短い準備期間でしたが、結果を出すべく、前回の内容を徹底的に見直し取り組みました。

 

次回以降、今回集中的に取り組んだ点をご紹介したいと思います。

 

宜しくお願いします。

 

 

休止のお知らせ

ものづくり補助金の追加公募に集中して取り組むべく、9月上旬頃までブログを休止させて頂きます。

 

今回の申請にあたり、生産管理について改めて勉強し直すべく、いくつか書籍を購入しました。

 

そうした書籍のレビューについても今後していきたいと思います。

 

皆様、宜しくお願いします。